A&futura SE300
The Future of Analog Sound
フルディスクリートR-2R DACと独自開発FPGA、Class-A/AB Dualアンプ搭載
Astell&Kernの原音追求の哲学を詰め込んだオリジナルIEM第2弾モデル
3つのAstell&Kern初のテクノロジーを採用したプレミアムライン
【The Future of Analog Sound】3つのプレミアムを搭載した革新的モデル
『A&futura SE300』は、「The Future of Analog Sound」をスローガンに、オーディオプレーヤーの核となる部分に3つのAstell&Kern初の技術を詰め込み、アナログの音をより高度に再現するため、設計段階で初めてDAC部とアンプ部の融合を目指した意欲的かつ同ブランド史上最も革新的なモデルです。市販のDACチップを使用しないブランド初となる超精巧なフルディスクリートR-2R DACの採用、それをコントロールして最適化する市販の一般的な半導体チップセットを使用しない初の独自開発FPGAの搭載、そしてTERATON ALPHAテクノロジーと新世代アンプ技術によって生まれた初のClass-AとABのDualアンプ搭載。
フルディスクリート構成の24bit R-2R DAC
A&futura SE300は、アナログの音をより高度に再現するため、設計段階で初めてDAC部とアンプ部の融合を目指しました。最も一般的な市販のDelta-Sigma DACを使用せず、Astell&Kernの真のサウンドアイデンティティーを表現するために、独自に組み上げたR-2R DACを搭載しました。R-2R DACは、抵抗器をラダー状に配置することからラダーDACとも呼ばれ、自然でダイナミックなHi-Fiサウンドが楽しめますが、複雑な抵抗器の精製や電流制御の難しさなど、技術的に非常に難しいものです。しかし、数年に及ぶ開発期間と試行錯誤の末、この難題を克服し、Astell&Kernならではの新しいアナログサウンドを創り出すことができました。
<R-2R DACによる24bitデコードの実現>
48組(23×R、25×2R)96個の超精密抵抗器を1つ1つ厳選して検査、選別、配置し、真のHi-Fi 24bitデコードを実現するフルディスクリート構成のR-2R DACの技術を確立させました。
<Hi-Fiサウンドの鍵を握る超精密抵抗器設計>
R-2R DACでHi-Fiサウンドを実現するためには、誤差の少ない抵抗で正確な電流値を積算することが重要です。Astell&Kernは、誤差0.01%の超精密抵抗器を厳選し、SE300の設計を完成させました。
<超精密設計のTCR10仕様>
歪みのないHi-Fiサウンドを実現するために、温度変化による影響を事前に分析、想定した仕様にしています。0.01%の抵抗誤差の変化を最小限に抑えるために、特別なTCR10(※)仕様となっています。
※TCR10:10 ppm/℃ 抵抗器の低温係数
信号処理最適化のための独自開発FPGAによるOS/NOSモード対応
A&futura SE300には、独自に開発した初のFPGAを搭載し、最適化されたOS/NOSモードを提供します。市販の一般的な半導体チップセットを使用せず、最適化設計のために独自開発したFPGA(Field Programmable Gate Array)を使用し、そのアルゴリズムによってR-2R DACにデジタル信号を中継しています。SE300のために開発されたFPGAは、最も理想的なOS(オーバーサンプリング)/NOS(ノン・オーバーサンプリング)モードに対応しています。SE300のハードウェアとプログラムに合わせて緻密に設計されたOS/NOSモードが再現するサウンドスタイルをお楽しみください。
<NOS(Non-Over Sampling)モード>
NOSモードでは、デジタル処理を一切行わないピュアな原音を再現し、R-2R DACがデコードした原音そのままの音を楽しむことができます。
<OS(Over Sampling)モード>
OSモードでは、部分的なデジタル処理により原信号の帯域を拡大し、細部まで鮮明でクリアなサウンドを実現します。
Class-A/AB Dualアンプ搭載
A&futura SE300は、歪みの少ない自然なサウンドを生み出すA級アンプと、ダイナミックなサウンドを高電源効率で再生するAB級アンプを切り替えることが可能な「Class-A/AB Dualアンプ」を初めて搭載しました。ユーザーの好みや演奏する音楽のジャンルに合わせて使い分けが可能です。独自に開発したR-2R DACとClass-A/AB Dualアンプを搭載し、消費電力を抑えながら出力向上と徹底したノイズ除去を実現したSE300で、Astell&Kernの真のサウンドアイデンティティーをご体感ください。
<Class-Aアンプモード>
Class-Aアンプ(A級アンプ)は、最高のリニア出力を実現するアナログアンプで、歪みや信号の損失なく信号を増幅し、柔らかく暖かみのある自然なサウンドを提供します。R-2R DACで直接生成し洗練されたアナログ信号は、有機的でパワフルなClass-Aアンプを通して、オリジナルのアナログオーディオに最も近いサウンドを再現します。
<Class-ABアンプモード>
Class-ABアンプ(AB級アンプ)は、高効率で強力な出力を提供するアナログアンプです。高調波歪みが少なく、ダイナミックで鮮明なサウンドを再現します。
新世代アンプ技術により2段階ゲインコントロールに対応
高出力時のノイズ低減を効果的に向上させるフラッグシップラインで採用された新世代アンプ技術を搭載。電流処理能力が向上したことによりノーマルゲインとハイゲインの2段階ゲインコントロールに対応し、さらなる高出力化を実現しています。ハイゲインモードでバランス出力時、6Vrmsもの高出力を実現したことにより、様々なIEMやヘッドホンを、余裕をもってドライブすることが可能です。そして徹底した電源効率化によって約12時間の連続再生を可能にしました。
進化した「TERATON ALPHA」サウンドソリューション
Astell&Kernが開発した主要回路を一体化した究極のサウンドソリューション「TERATON ALPHA(テラトン・アルファ)」が組み込まれています。TERATON ALPHAは、効果的な電源ノイズの除去、効率的な電源管理、歪みの少ない増幅により、オーディオ出力インターフェースを通して原音に近いオーディオ再生を実現するAstell&Kernの究極のサウンドソリューションです。
ビジュアルや操作性を向上させた最新UI/UX
A&futura SE300は、クリムゾンをテーマにしたUI/UXに一新。ユーザーが音楽をより深く楽しむための「真のミュージックプレーヤー」に生まれ変わりました。
光で確認するリアルタイム情報
A&futura SE300のボリュームホイールの背後には、立ち上がる波を連想させるLEDライトが配置されています。SE300の内部から放たれるLEDの光で、再生中の音楽のビット深度などの情報を確認することができます。LEDはユーザー設定により点灯、消灯の選択が可能です。
デュアルバンドWi-Fi (2.4/5GHz)対応
デュアルバンドWi-Fi(2.4GHz/5GHz)に対応。より強固なWi-Fiストリーミングをお楽しみ頂けます。
Roon ReadyとMQAサポート
Roon Readyは、ネットワークシステムを通じて様々な機器で最高のサウンドを妥協なく再生したいHi-Fiファンのためのサービスです。さらに、MQA 8Xのフルデコーダーに対応しているので、Hi-Fi MQAサウンドをネイティブに再生、ストリーミングすることが可能です。
デザインコンセプト
A&futura SE300のデザインコンセプトは「Stream(流れ)」です。水面の小さな波紋が打ち寄せる波に変わるように、アンプの究極の形であるClass-Aアンプを搭載したSE300が、独自のアイデンティティーを持つようにデザインしました。
※撮影用小物は付属していません。
※本製品の保証期間はご購入日から起算です。領収書・納品書・レシート(日付け記載)等を必ず一緒に保管しておいてください。
※上記仕様は2023年6月現在の情報に基づきます。品質の向上のため予告無く変更する場合がありますのでご了承願います。